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「命はみんな平等!動物を食べることはダメ!」植物を食べて良い理由は?

「命は平等だから動物は食べちゃダメ!食べるなら植物を!」

みなさんはこんな言葉を聞いたことがありますか?

直接ではなくても、なんとなくは耳にしたことがあるのではないでしょうか。

この言葉を聞いたときに、「動物は食べちゃダメなのに、植物は食べて良いの? 命は平等なのにおかしくない?」

と、思ったことはありませんか?

ともちか
ともちか
この記事では、「なぜ動物はダメで植物なら食べていいのか」について話していきます。
くまくん
くまくん
ゆっくりしていって~!

命は平等だったら、動物も植物も同じじゃないの?

動物を食べてはいけない理由

まずは、動物を食べてはいけない理由について紹介していきます。

簡単に説明すると「苦痛を感じることができる、感情や欲求があるから」です。

苦痛を感じる能力があること(そのための感覚器官や神経組織、脳を備える)をはじめとして、感情や欲求を持つこと、知覚、記憶、未来の感覚があることなどを基準に、そのような動物にはなるべく自然のままに生きる権利や、人間に危害を加えられない権利があり、人間はそれらの権利を守る義務がある、という考え方です。

出典:アニマルライツ(動物の権利)とは?|NPO法人アニマルライツセンター 毛皮、動物実験、工場畜産、犬猫等の虐待的飼育をなくしエシカルな社会へ

つまり、「苦痛を感じることができる動物を殺して、食べるのはやめましょう。動物も人間と同じで”痛み”を感じてるんだよ!」ってことです。

ともちか
ともちか
この考え方は「アニマルライツ(動物の権利)」と言います。
くまくん
くまくん
くわしく紹介してる記事はこれ!
アニマルライツ(動物の権利)とは?|動物にも人権がある? 簡単に解説!「アニマルライツ(動物の権利)」って聞いたことありますか? 聞き慣れない言葉だと思いますが、人間と動物にとってとても大切なものです...

植物を食べて良い理由

さて、問題の「植物を食べて良い理由」ですが、

動物のときと同じで、”苦痛を感じることができるかどうか”という部分に焦点が当たります。

植物には脳が存在しません。

と、言うことは”苦痛を感じていない”ことになります。

ですから、「食べても良い。」と結論づけられています。

植物には脳が存在せず、痛みを伝える神経組織の存在も確認されていません。したがって、植物には痛みを感じる能力はないと考えられます。少なくとも、哺乳類や鳥類が感じるのと同じような仕組みでは、「痛み」は感じていないでしょう。

苦痛を感じる能力を重視する動物の権利論においては、植物は権利を与えるべきものとしては扱われません。

出典:植物は食べてもかまわないのですか?|NPO法人アニマルライツセンター 毛皮、動物実験、工場畜産、犬猫等の虐待的飼育をなくしエシカルな社会へ

(感情のある)命は平等

命は平等という言葉はつまり、

人と同じように、”苦痛を感じることができる命は平等”ということです。

ですが、だからといって「植物の命はないがしろにしても良い!」ということではありません。

くまくん
くまくん
もしかしたら植物のいたみの感じ方は、ヒトとは違うんじゃない?
ともちか
ともちか
最近では”魚にも痛みを感じる能力がある”という見方が強くなっていますから、近い将来「実は植物は痛みを感じていた!」ってことも確かにあるかもしれませんね。
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どんな生命も大切に! という考えも含まれている


アニマルライツ(動物の権利)の考え方では、

動物性食品を口にしないという「菜食主義」が推奨されています。

ということは、「動物を犠牲にしない代わりに植物を犠牲にしろってこと?」と、捉えられるかもしれませんが、少し違います。

アニマルライツの考えでは、”感情があるないに関わらず、生命を大切にしたい”という思いを大切にしています。

菜食主義を実践することで、植物の犠牲も抑えられる

実は菜食主義という活動には、動物だけで無く、植物の犠牲も減らすことに繋がります。

植物の犠牲をなるべく少なくするためには、どうすればよいのでしょうか。そのためには、ベジタリアンになることが有効です。例えば牛肉1kgを生産するためには、牛に食べさせる穀物が10kg程度必要だとされます。穀物の犠牲や、穀物を生産する際に駆除される昆虫の犠牲を減らすためには、穀物を牛に食べさせて、その牛を人間が食べるのではなく、人間が穀物を直接食べるほうがよいことになります。

出典:植物は食べてもかまわないのですか?|NPO法人アニマルライツセンター 毛皮、動物実験、工場畜産、犬猫等の虐待的飼育をなくしエシカルな社会へ

つまり、”動物を食べず植物を食べることが、結果的に植物の犠牲も少なくさせることに繋がる”ということです。

動物や植物以外の命について

他にも、魚介類や昆虫についても「同様に犠牲を減らすべき!」という意見もあります。

昆虫については、痛みを感じる「脳」がないので、「痛みを感じていない」という意見がほとんどです。

一方魚についてですが、最近では「魚は痛みを感じている」という見方が強まっているそうです。

(前略)2013年には、アメリカの獣医師学会が「痛みに対する魚の反応は単なる反射である、という説は否定された。蓄積された証拠により、魚類が痛みからの救済に関して陸生脊椎動物と同じ考慮事項を与えられるべきであるという立場を支持する」とする声明を発表しています。

出典:「魚も痛みを感じている」という見方が研究者の間でも広がりを見せている-GIGAZINE

人間が感じている「痛み」とは少し違うものの、魚にもある種の「痛み」の感覚がある可能性が高いそうです。

くまくん
くまくん
日本だと、こういう話はあんまり聞かないよね。
ともちか
ともちか
欧米では日本よりも菜食主義についての考えが一般に広まってますからね。それと比べると遅れているのかもしれません。

いろいろな考え方

今回、ここまで紹介してきた考え方は、「アニマルライツ(動物の権利)」に基づいたものです。

動物を食べない理由はアニマルライツの他にも、倫理観や宗教観、個人の価値観など、様々あります。

また、「菜食主義」と一言で表しても、その分類は多岐にわたります。

「動物以外だったら食べて良いよ~」という比較的軽いものから、「動物、魚介類はもちろん、昆虫もダメ!」など重めのものなど様々です。

制限は様々ですが、一貫して「人権と同じように他の生き物にも、そのような概念があってもいいんじゃない?」という考え方は世界的に広まっています。

ともちか
ともちか
特に欧米ではそういった考えが広まっていますね。
くまくん
くまくん
ボクたちも少しずつ変わっていこう!

さいごに

今の子供達が大人になる頃には、食糧問題などで必然的に菜食寄りになってしまうかもしれません。

そうなってしまった時、いやいや菜食をするよりも、意味があることを理解していた方が気持ち的に楽だと思います。

今のうちに子供達へ伝えられるよう、準備しておくと良いかもしれません。

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